福島原発事故の理解のために6

いろいろ原発事故の影響について論じられていますが、以下に紹介するものは今まで見た中でも最も推奨できる解説だと思います。本日寄稿したばかりのようですが、参考文献についても広く掲載されているので、こうした解説を多くの人が目にすることを希望します。

あちこちで危険性を煽りまくる人物が多い中、受け手側が冷静に対処する他ないでしょう。菅政権の情報隠ぺいの可能性の指摘等がありますが、この一瀬さんは『情報が足りないのは、私の善意の推測では、情報の収集が追いついていないためであり、この期に及んで決して隠蔽を図っているのではないと理解』という。

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大震災発生以来、上がってくる情報量が膨大なうえ、原発など専門性が必要な判断も多く、 枝野氏らスタッフはほぼパンク状態。加えて、菅首相がすぐに切れるので、簡単にゴーサインが出せずに、 判断が止まってしまう。菅首相は役人の面前で、海江田氏を『その程度の知識で俺を納得させられるのか。バカ野郎!』 などと怒鳴り上げていた」
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110322/plt1103221634003-n1.htm
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といった報道もある。そう考えるのも一理ある。そしてこの人が言うように、「政府・原子力保安院・東電の公式発表だけでなく、原発の利用促進に元々慎重な立場の学者だけでもなく、第三者の専門家の立場からの意見を参照すべきでしょう。」ということが非常に重要だと思います。

(ちなみに、『その程度の知識で俺を納得させられるのか。バカ野郎!』言った人物の知識とは、本当にどの程度なんでしょうか。素人より下手に知っているだけ始末が悪いという指摘もあるようですが・・・。


直接一瀬さんのサイトを見るほうがよいのですけど、まず大前提に日本における放射能降下による汚染(フォールアウトと言うべきなのか)は過去にも起きていて福島原発が特段酷いわけでもありません。以下のよく知られた3つの事実は受け止める必要があります。

・1949~1963年の米ソ核実験
・1964~1981年の中国核実験
・1986年のチェルノブイリ


またSVからBqなど新たな単位の登場によってマスコミ等でも誤りが散見されるそうです。”素人換算は謝る可能性があり危険”だそうなので止めておきましょう。そして以下は特に重要なので、ここだけ貼り付けさせていただきます。

<放射能は減る>-----------------------------
 300種以上の核分裂生成核種は、それぞれ半減期が異なるので、ひとつひとつの物理的な半減期の計算は簡単ですが、組成を考慮した上で全部を一度にするのは難しいものです。

 そこで経験則として、「7倍の時間で10分の1に減衰する法則」を紹介しておきます。式としてはA=A_0 t^(-1.2)で表されるが、7^(-1.2)≒0.1を利用した概算が可能です。

 たとえば、広島原爆において中性子を吸って誘導放射化した地表の線量率は、爆発1日後では10 mSv/hでした。これが1週間後には10μSv/h、1年後には0.1μSv/hとなったと推定されます。

 核分裂生成物の寿命は一般に短く、長いものでもセシウムとストロンチウムの半減期30年程度です。物理的な半減期の存在に加え、拡散して希釈されます。また、生体に取り込んでも、ずっとそのままではなく代謝によって多くが対外に排出されます(生物学的半減期が核種ごとに判っています)。

 したがって「福島は人が住めなくなる」などというのは、無知に基づくデマでしかありません。

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是非、以下のサイトをご覧ください。

SMC(サイエンスメディアセンター)
【寄稿】核実験フォールアウトとの比較:一瀬昌嗣・神戸高専准教授

By tanaka On 2011年3月22日
http://smc-japan.sakura.ne.jp/?p=1428


第一、広島や長崎に失礼だよな。加えて放射線レベルは今の関東よりも低いのに。核種ある放射線物質を考慮せず、上記経験則に基づく計算式は非常に便利だと思う。測定サイトのグラフの動きとも合っているので、なんとも納得がいく。今は半減期の短く放射線量の高いヨウ素が注目されているが、さて今後何時まで続くのか。排出次第ではあるけれど、急速に落ち着いてくるものでもある。その時にはセシウムガーとでも言うんだろうか、そんなこと言えば他国に迷惑かけるんじゃないかな?既に汚染されている先進国なんて特に。

チェルノブイリ事故ではドイツなど欧州へも被害をもたらしたけれど、事故発生時に強いところで120,000Bq/m^2という数字まで見えている。半減期もまだだし、ドイツ南部には行くなってことでよいのか?

画像



ところで・・・今回の地震、「スーパームーン」の一週間前に発生した。今回のスーパームーンはかなり接近したそうだけど、過去の接近時でもスマトラ沖地震では二週間前に発生したそうだから、何らかの因果関係を疑いたくもなる。当然否定する学者もいますが、否定できるだけの要素があるとも思えないし、可能性までは否定できないと思うんですけどね。

大きくて明るい「スーパームーン」、18年に一度の奇跡 2011年03月21日 13:26 
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2791647/6984520

それに「1989年のサンフランシスコ大地震を予測的中させた地質学者ジム・バークランド氏は、3月19日から26日の間で、アメリカの西海岸で大地震が起こると予測」という話まである。更には、

「 東日本大震災をもたらしたマグニチュード(M)9・0の巨大地震を受けて、各国に警報を発した米太平洋津波警報センター(ハワイ)のチャールズ・マクリーリー所長が22日までに産経新聞などの取材に応じ、M8・0以上の強い地震が誘発される可能性もあるとして警戒を呼びかけた。

 マクリーリー所長は、インド洋に大津波をもたらした2004年12月のインドネシア・スマトラ島沖地震(M9・1)では、3カ月後にも近くで巨大地震(M8・6)が発生したと指摘。ひとつの地震が他の場所の地盤にストレスを与え、間を置いて発生する地震もあると説明した。」

「M8以上の地震誘発に警戒」太平洋津波警報センター所長 2011.3.22 13:40
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110322/dst11032213410033-n1.htm

という指摘まである。まだまだ予断を許さない状況に、日本含めて地球はあるようだ



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