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zoom RSS 真のユーロの元凶

<<   作成日時 : 2013/05/31 23:19   >>

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李克強首相の欧州訪問は、中国に対する経済制裁となるアンチダンピング関税阻止にあると思いますが、『「ドリームチーム」になり得る』というその言葉の通り、独中関係は最早切り離せなく、次なる新秩序では中国側に立つことになるような気がします。よって道連れでユーロ圏も含め、欧中連合対日米という構図も見えてきそうですが。

中国とドイツ、「ドリームチーム」になり得る=李克強首相
2013年 05月 28日 08:33 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE94Q07320130527

独メルケル首相は近く始まろうとしている欧州委員会主導の太陽光パネルに対するアンチダンピング関税に反対を表明し、場合によってはこの関税発動がとん挫してしまうかもしれません。そうなれば関税派の勢いは衰え中国の勝利に終わることになるでしょう。そして太陽光パネルで失敗すれば、通信機器も引きずられてなし崩しに終わることになる。そのためのロビー活動でありトップ外交である。金でつながる独中関係は、日本が構築しようとしている価値観外交と真逆にあると言えるのではないでしょうか。

太陽光パネルの行方は今後の独中関係を占ううえでも重要な試金石であるので非常に気になるところ。パネル価格を崩壊させ独太陽光パネル産業を壊滅に追い込んだ中国も、重要市場の欧州の鈍化が地球温暖化ブームの終了や景気後退、パネル浸透率の生きづまり等々による影響を受けているでしょうし、欧州がこの市場での主要な地位からの脱落は、やはり一蓮托生で中国太陽光パネルを死地に追いやるかもしれません。無論40%の関税が掛かれば、既に危機的状況にある中国の太陽光パネル産業も壊滅的打撃を被ることでしょう。試験期間の半年間に、息の根を止められてしまうかもしれない。

何としても回避したい中国が報復関税を圧力とし、それに欧州各国は委員会の意思に反して屈しています。特に2011年の貿易総額は約1500億ユーロで、中国の対EU貿易総額の約3分の1を占めているという、ドイツの影響が左右する。独太陽光パネルの末路など、ドイツ経済にとっては小事なのだろう。それよりも中国市場で潤う、反日暴動勃発で日本から更にシェアも奪った独自動車産業のロビーには勝てそうにない。メルセデスのSクラスがたいそう売れているそうな。

第一、太陽光パネル市場は既にサチっている欧州において、天秤に掛ければ重要ではない。


貿易収支赤字の欧州にあって、欧州債務危機を救うためには、その手段の一つとして中国へのEU市場の提供とを止める必要がある。特に市場を提供しているのは南欧など赤字国家であり、またそうした国に流れ込む安価な中国製品によって職が奪われている。これら諸国が陥った債務危機において、救済のためにドイツによる緊縮財政の押し付けに甘んじなければならないのにも拘らず、ドイツのために関税障壁が儲けられない。このために雇用確保が難しく経済情勢が悪化する重債務国がある一方で、自国経済のために中国へ甘い顔をする。そして中銀決済システムに詰みあがった債権のためにユーロ崩壊は許さず、しかし救済資金は出し渋る。こういったドイツのスタンスを見れば、とてもユーロ圏が共通のナショナリズムを共有して一体となった連邦国家になどなれる筈も無い。


この構図含めて全体を眺めると、欧州の諸悪の根源がドイツといっても過言ではないのではないでしょうか。


中国製太陽光パネルへの課税で中国の圧力に屈せず=欧州委員
2013年 05月 29日 00:46 JST
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJE94R01620130528

[FT]独政府、EUの中国への不当廉売関税に反対姿勢
2013/5/28 14:00
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGV28002_Y3A520C1000000/

中国、課税なら対抗措置と通告 EUとの太陽光パネル貿易摩擦
2013.5.28 19:11 [中国]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130528/chn13052819130001-n1.htm



そしてその一方で、ポツダムで口にした”尖閣盗んだ”発言。第二次大戦時もそうでしたが、結局ドイツは中国としっかり手を握り続けていくという事でしょう。勿論ドイツに留まらず、これに賛同する企業が多いからこその各国の足並みの乱れであるんですが。自動車産業界のみならず、航空機産業や通信産業もこれに倣っています。その通信産業では既にドイツはその存在を消し、実質的にはノキアの連結であるノキアシーメンスとエリクソン、アルカテル・ルーセントの3社になりますが、これも売り上げ減少に苦しみ事業売却などを強いられている状況。そんな中で中国市場を失うリスクは避けたいでしょう。自分の足元の市場を奪われているというのに。それだけ欧州への期待を失っているのでしょうが、既にGDPが実質ゼロ成長がささやかれる、未来の無い国に何を期待しているんでしょうかね。


ドイツ 2012年8月31日(金)
メルケル首相が訪中:産業界で大型受注相次ぐ
http://nna.jp/free_eu/news/20120831dem001A.html



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内 容 ニックネーム/日時
独中接近で段々と第一次大戦後の状況になってきましたね、英国とロシアのスタンス、中国の米国工作でも日米の結束が続く?米中妥協?米露接近?やはり企業が国を動かし、どう歴史は流れて行くのか、同じ失敗は繰り返したくないが、、
ain26
2013/06/01 11:24

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