コーヒーとモカエクレア

アクセスカウンタ

zoom RSS 政府日銀には更なる「衝撃と畏怖」を

<<   作成日時 : 2013/05/02 22:53   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 16 / トラックバック 0 / コメント 0

FT紙でも「衝撃と畏怖」という言葉が使われていますが、、、まあいいでしょう、これは。政治家が使うのとコラムニストが使うのとでは意味が違うし。

スロベニア問題が再浮上してきており、ムーディーズはジャンク級に引き下げました。資金調達がより困難になることで、山場と言われる6月を前にしての救済要請が現実味を帯びてきました。何しろ先のキプロスと同様、甘々なストレステストですら不合格であった銀行を有し、その上GDPは右肩下がりで財政も悪化の一途を辿っている。工業国の同国は欧州自動車産業への依存度が高いため、昨今の欧州自動車産業の燦々たる状況は、スロバキアの将来を悲観させるのに十分だろう。おまけに不動産バブルも崩壊して不良債権まみれの金融機関は、再編を免れることは出来なそうだ。

こうして徐々にユーロ圏が蝕まれてゆく。

ECBが如何に立ち回ろうとしても、再び欧ユーロ圏を活気づかせることは出来ない。不況に陥る前であれば有効であった各種施策も、景気後退に陥っては空回りするだけなことは日本で実験済みだ。しかし主流派経済学が支配するユーロ圏の緊縮財政路線に変更はなく、先細りしてゆく需要の中では金融緩和の効果は限定的だ。対立するナショナリズムを抑え金融システム崩壊回避を目論むのが関の山で、ユーロの縮小は来る小氷期がもたらす寒さと飢えと共に欧州を暗黒の時代へと突き落すことになる予感がしてならない。

日本にとってもユーロ市場の崩壊は望まないため、黒田日銀の衝撃と畏怖による効果は、円安・株高に止まらず海外への資金需要・通貨高を齎した。その恩恵はソブリン危機に喘ぐユーロも享受している。競争面で衝突の多い韓国と違い、結果として黒田日銀の政策は欧州のソブリン危機を支えている。逃避先としての円の立場を拒否することが日本の利益にも叶うため、今後もユーロ危機と連動した金融緩和政策がとられることを暗示しているのではないだろうか。緩和における当面の大義名分は2%というインフレ率がある。


ところで・・・アベノミクスの日本経済への効果は徐々に表れてきていますが、消費税も一つのポイントな気がしています。特に住宅関連では消費税の対象となることからの駆け込み需要が見込まれるため、デフレから脱却するための第一歩のためにはこうした衝動も利用するのも手かもしれない。勿論、実際に上げられるかの判断は、景気回復条項に依存することになるから、バブル化を阻止しつつのやるやる詐欺の手も使えるかも。何れにせよ今後の政策の効果がどう出るかに依るのだが。

如何せん、先日発表された中国の貿易統計では数値に対する不信感が持たれている。そのカラクリは香港経由の貿易のようで、特に今回の香港向けの輸出が前年同月比92.9%と”驚異的に”伸びたことの背景には、架空取引があるらしい。税金逃れのための香港経由とした架空貿易であったり、架空取引によるホットマネーの流入ルートになっていると指摘されている。何れにせよ実態のない数値であるし、それは例えば貿易相手国との数値の差によっても証明されており、台湾の事例では中国側が44.9%と主張するのに対して台湾側は▲1.2%と、信じがたい数値がそこにはある。

「国・地域別の輸出データはとんでもない方向に向かっている」「(輸出税の払い戻しを受けるために)輸出企業が受注をごまかしていることを示唆する事例証拠は山ほどある」(IHS・任先芳、及びアリステア・ソーントン両エコノミスト)

中国の成長率で右往左往している様は、滑稽以外の何物でもない。こうした事実は更に、”市場では完全に正確な情報を十分に得られない”ことも示しているし、主流派経済学があまりに現実にそぐわないことを教えてくれる。

よって実際に中国の輸出がマイナスに転じている可能性は高いと考えた方が良いだろう。主要貿易相手国である日本、米国、EU、カナダ、韓国、そして先の台湾含めて減少しているのに、10%の伸びというのは不自然極まりない。これはGDPが信用できないことを裏付けることであり、やはり貨物輸送量や電力消費量が示す様に、既にゼロ成長状態にあるのではないだろうか。


こうしたことは更にアベノミクスによるデフレ脱却の急務と、その規模を要求することになる。日本にしか取れない政策なのだから、日本破綻論という妨害に足を引っ張られることなく、日本経済を復活させてほしいものです。更なる「衝撃と畏怖」を、政府日銀に期待したい。


2013年4月10日ブルームバーグ
「中国:3月輸出は予想下回る伸び−データの正確さに疑念の声」
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-ML0ODR6S972I01.html

China Trade Implies Slower Growth
by Caitlyn - April 23rd, 2013, 12:00pm
http://www.ritholtz.com/blog/2013/04/china-trade-implies-slower-growth/



よろしくおねがいします。人気ブログランキングへ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 16
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)
ナイス ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
政府日銀には更なる「衝撃と畏怖」を コーヒーとモカエクレア/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる