|
最近TVに出まくっているのでしょっちゅう目にするその人こそ池上さん。出ている局も様々なので、これぞ「引っ張りダコ」というのでしょうが、あまりにも出過ぎじゃ。扱うのは当然ニュースなんですが、果たしてニュースが本当に視聴者からの需要があるのかは、経営難のTV局にあって、これだけ長く続いているのだから視聴率は取れているのでしょう。ニュース系のエンタメは池上さんがほぼ独占状態なのでしょう。政治となれば、爆問らが出てきますが。 池上ニュースは正直あまり見たくありません。見たくないくせに何故見てるんだという突っ込みは甘んじて受けます(三つ子の魂なので、TVっ子出身だからつけちゃうんですよ)。何にも知らない、新聞も読まないwebニュースも見ない、政治経済さっぱり分からんという人にはち非常に良い教材かもしれません。しかし池上さんと言う世間一般にある程度浸透している人柄が与えるある種の絶対性が、容易に偏向させ得る危険性をはらんでいるのに、普通に見ていると一見公平性を保っているかのような錯覚を覚えてしまうことに気が付いてから、徐々に距離を置くようになりました。 今日のテーマで引っ掛かったのは、食糧自給率と新植民地主義、それにベーシック・インカムです。 食糧自給率問題は既に過去のブログでも取り扱っています。TVでも農水省出展の”カロリーベース”であることを明記したうえで”40%”という食糧自給率を扱っていますが、池上さんクラスでこの問題を知らない筈がないので、番組内で触れたのにカットされたか、或いは番組の方針で最初から伏せたか。 日本の問題は、どちらかと言うと殆どを輸入に頼る肥料にあるのではないか。 農水省の検討でも『望ましい食生活の姿とそれを支える食と農の連携』として以下のような検討結果が公表されています。 <ここから(過去ブログ『日本とヨルダンとの関係強化を望まない中国』)>------------------------ で、日本はというと、どうやら牛肉が食肉輸出額の半分を占め(正直驚き)、輸出先は上位3カ国(ベトナム、香港、米国)で輸出量全体の9割を占めているという。食糧自給率4割を切っている国とは思えない凄さだ。学校ではそう習っているのだが、先月のエコノミストでは、『カロリーベース自給率を指標として使っているのは日本くらい』であって、しかも『日本と比較される主要国の自給率は各国が算出したものではなく、農水省が独自計算した数字』と指摘したように、実は実態を表していないというのが本当のところだったりする。 <現行基本計画上の食料自給率目標の位置づけ>--------------------- 【目標設定の趣旨】 ・消費面では、国民の健康の維持等の観点からの望ましい食生活を前提に、生産面では、国内の農業生産の持てる力の最大発揮を前提に、それぞれの面での課題が解決された場合に実現される目標値。 【カロリーベース自給率】 食料が・生命と健康の維持に不可欠な最も基礎的な物資であるとの観点から、基礎的な栄養価に着目。 【生産額ベース自給率】 ・国民の健康の維持増進の上で重要な役割を果たす野菜・果実や、相当割合で国内で生産されているにもかかわらず、飼料の多くを輸入に依存しているため、カロリーベースの自給率が低く算出されている畜産物等の生産活動をより適切に反映。 【食料安全保障との関係】 ・食料自給率の数値は、ある時点の食生活とそれを前提とした国内生産の結果を反映したもの。直ちに不測の事態における国内農業の食料供給力の程度を示すものではない。 ・食料自給率の目標を策定し、その達成に向けて、我が国の気候風土に根ざした持続的な生産装置である水田を始めとする農地や農業用水等の必要な農業資源の確保、農業の担い手の確保及び育成、農業技術水準の向上等を図ることは、国内の農業生産の増大や不測時における食料安全保障の確保につながるもの 農林水産省 http://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/kikaku/bukai/09/pdf/data2a-1.pdf ------------------------------------------------------------------ <ここまで>----------------------------------------------------------------------------------- で、『食料自給率をめぐる議論』としていろいろ意見が上がっていることも、ここの資料には記載されています。その上でなお、カロリーベースという世界で日本のみが採用する手法で産出された40%という数字を、注釈なしに番組では扱っているわけです。恐らくは、『食糧難から海外へ農地を求める動きがある』という流れに繋げたいからだと思いますが、注釈を入れない理由にはなりません。 その上さらに、この資料では日本の海外における農地獲得の動きも記載されていますが、番組内では「所詮民間の動きで有事には機能しない」かのような見解を述べるし、”新植民地主義”の影響としてマダガスカルにおける韓国の問題を取り上げましたが、”国内農地半分の99年租借とインフラ整備との契約は無かった”と言っていました。 ええっ、本当か? ここの資料にも、韓国がマダガスカルに対して農地を確保していることが記されていますが。ここには注釈があって、 ----------------------------------- 資料:NGO「GRAIN」ウェブサイト 注1:農業における生物多様性の持続可能な管理及び利用促進のための事業を行うNGO。その活動の一環として、各国政府や民間企業が外国から購入した農地等につき調査し、その結果を公表している。 2:農林水産省としてウェブサイトの内容を確認したものではない。 ----------------------------------- だと言います。 時間が無いので最終的に確認したわけではありませんが、ではこのwebサイトに上がっていた情報も間違っていたとでも?そして間違った情報で事実ではないのに政権交代して元DJが大統領に?? 日本の自給率は世界基準で測定すれば70%はあり、その上農地は休耕地になっているものが多く、自給率を上昇させる余地は十分にあると言えますし、それに日本は世界トップクラスの農作物生産効率を誇る国。こうした生産効率の違いについても特に触れぬまま(他国の生産効率を上げれば改善する余地は非常に大きいのに)、安易に農地減少に伴う食糧危機を煽り、”池上ポイント”として『飢えている人以上に贅沢な人が多いから、分配すれば解決出来る』と言いだします。 …思想背景なのか番組の意図なのか、どうも社会主義的な香りが漂い始めました。 その流れを組んでなのか、ベーシックインカムが取り上げられます。社会主義・全体主義的で運用上問題も多いこの方法について、肯定的な取り上げ方を番組ではしています。なるほど、TV朝日ならではの番組構成と捉えるべきとしても、池上さんはこれを了承しているわけだから、。 ベーシックインカムは共産主義の失敗を繰り返す危険性がある、つまり市場原理が働かなく需要と供給に加えて労働へのモチベーションの低下に繋がることは、まるで両班のようだったりもします。労働を嫌うのは大雑把にはドイツを除く欧米も同様なので、こうしたものの影響を受けているのかもしれません。共産主義下では失敗した手法を、マイルドにして取り込もうという腹積もりか知りませんが、『働かざる者食うべからず』が基本です。ベーシックインカムを推進するみんなの党などは危険と言えます。 (そいや、安置ロスのほにゃほにゃも推奨してたっけな…) ベーシックインカムに相当する富を、一体誰が生産するのでしょう。労働に伴う生産があってこそ経済は回ります。カネだけ配っても働かなければ食うものは無い。そして全国民にばら撒くカネを何処から調達するのでしょう。1億人に月8万円で年間約100兆円。それを労働の対価とは無関係にばら撒くそうです。 そしてベーシックインカムと子ども手当ては類似するものではありますが、麻生政権下で行った定額給付金は全く意味合いの異なるもので、あれは景気刺激策であるにも拘わらず、『子ども手当てと定額給付金はベーシックインカムと同じ類のものだ』と暴論。全く酷過ぎる。 こうしたようなニュース解説なら、偏向されてしまうのなら知らない方がまだマシだったりするので、見ない方がいいんじゃないかな。見る場合には疑いの目を持っていないと、容易に思考が偏向されてしまいそうです。結構、高度な手法だとは思いますが…池上さんのやり方は。 …池上ファンの方、すみません。 よろしくおねがいします。人気ブログランキングへ --- ブログ主は国籍法改悪・人権擁護(言論弾圧)法案・外国人参政権・1000万人移民・共謀罪・主権移譲に反対しています。 |
| << 前記事(2010/12/14) | ブログのトップへ | 後記事(2010/12/16) >> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
やせられない原因が判明!
体内の酵素が不足してくると、脂肪が消化されにくくなり、体に脂肪が溜まりやすくなります。不足した酵素は、外から補う必要があるのです。 ...続きを見る |
酵素八十八選 2010/12/16 08:43 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
ベーシックインカムが盛んなのはロボットの発達を見越してるん |
かつお 2010/12/16 18:25 |
ベーシックインカムについて批判していますが、実際にもある生活保護についてはどうお考えですか? |
たっくん 2010/12/17 01:23 |
| << 前記事(2010/12/14) | ブログのトップへ | 後記事(2010/12/16) >> |