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help RSS ホワイトスペースなんてデフレ不況下じゃ絶対無理

<<   作成日時 : 2010/03/03 20:27   >>

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ホワイトスペースが動き出すようですが、意味あるんカネ、民主党政権でのホワイトスペースが。というのも、ホワイトスペースといったって、その電波を利用したいという潜在需要があってこそ、これをオープンにすることで活性化されるもの。

にも拘らず、ホワイトスペースありきになっていて、総務省が特区作って利用策をまとめると言ったところで絵に描いた餅。大事なのはニーズが先行することであって、これを思惑たっぷりで拵えても何の意味もない。

つまりバランスシート不況にあえぐ民間経済と銀行融資と同じ関係だということ。

民間銀行は、資金需要がないために預金金利の安全投資先として国債購入となり、民間企業ではデフレのために設備投資がままならず、不良債権処理等々の要因なども絡んで、資金需要が伸び悩んだ。そんな時には公共事業が失われた民間需要を補てんして牽引する筈も、公共投資悪玉論による投資額半減によって活性化どころではない。

『電波は誰もが利用したいはずだ』

これは間違ってはいないだろうが、その強さがどの程度であるか、ということ。電波と言ったってその周波数や利用帯域によって、アプリケーションが異なってくる。その中で携帯電話網は利用範囲が広いので、多様なシーンに利用することが可能だが、企業向けに利用しにくいのはその利用料。

ではそのコストが企業側にもしかけられたら?

一体いくら掛けられるかによりますが、空いているという訳ではない周波数で、単に使っていないから使うだけの限定された条件で、安定したサービスを提供できるわけもない。そのような使用条件制約の多い条件で、コストなど掛けられたものではない。電波利用料として金払っていないのだから当然だ。


なので残念ながら掛けられないでしょう。それが出来たら苦労しない。そのような状況にある電波産業の活性化は、先ず民間経済が回復しなければ話にならない。電波は利用価値があれどもそれ自体に大きな付加価値としての対価を払う時代は終わった。無線だけでは価値は小さい。携帯電話だって”モビリティ”の対価すらままならなくなっているから、通話料も通信料も右肩下がりだ。だからオペレータは土管屋をやめてアプリケーションに利益の源泉を求め、サービスプロバイダ化しようとしている。

『あいてるんだから使わせろ』

このようなユーザーのスタンスは、利益を生まない投資となるので低コストを要求されるし、そもそも通信デバイスは極小なものとなる傾向にある。そんな小さいものが高額になる時代ではない。サイズと比例して安さを求められてしまう時代だ。

右肩上がりで好景気であれば、それなりに投資をしてもリターンが期待できるから、多少コストがかかろうとも無線に投資するだろう。それが現在のような時代では期待できない。


周波数は逼迫していて帯域を確保できない状況の中、放送の帯域がホワイトスペースとして脚光を浴びている。その名の通り、ライセンスバンドであるにも変わらず、利用されていないチャネルや時間が多いことに因るのだけれど、ろくな電波利用料も払わない放送業界を相手にしなければならない点も大きいだろう。



放送業界が、その国民の財産である周波数を破格の値段で利用して、多額の収益を上げていることは最近特に指摘されているところ。同様に携帯電話事業者が収益の対価として支払う額とを比較したら、あまりに特権化されていることがよく分かる。昨今放送業界が赤字にあえいでいるが、彼らを潰すには売り上げの対価に相応する電波利用料を徴収すれば一発だ。


周波数は結構面倒な物で、空いているからと言って簡単には使えず、隣接チャネル間干渉などの影響を受けたりするので、チャネル間隔をあけたりして使っている。無線LANなども同様で、3〜4チャネルある帯域には一定の間隔が設けられている。


おまけに今回の相手は放送事業者。チャネルが空いているからと言って、電波利用料を払わない利用を認めれば、『公共放送を何だと思っているのか』『災害時に国民に届ける責務がノイズによって支障が生じる』とか言いかねない。これはアナログ帯域の解放に伴う公共ブロードバンドやITS等々、後発で利用する隣接チャネルに対する不当なイチャモンから容易に推測が付く。


いまどき、緊急災害時の映像なんて携帯電話のTV電話が使われたりしているし、よっぽどの鮮明な画像である必要があるとでも言うのなら、TV電話を使うなよ。それに災害時には報道はすれども災害救援協力をするどころか、邪魔で迷惑なケースが多い。



…話がだいぶそれましたが、米国ではスペクトルマスクだけを設定してあとは勝手にやったらどうだというようなもの。日本が同様に出来るか、という面もあるけれど、それ以前に”勝手にやっていいんだっけ?”。結局こういった利用は空いているから使うよりも、統制された使われ方の方が望ましいと思うのだが。いうならばアドホックモードよりもインフラストラクチャモードの方が相応しいと思うし、それをするためには事業者が必要となってくる。

どうせこれが非現実的だから、アドホックを推奨するんじゃないのか?


でも勝手に使うには他にも問題がある。隠れ端末問題はアドホックに付き物だ。ユーザー数・端末数が多くなればそれだけ衝突する可能性が高まり、非同期通信での高信頼性の確保は困難だ。なのでどうでもいいデータや非リアルタイムデータなら可能性はあるけれど、一層のことコストを掛けられなくなるので、不況下でのビジネス性が見いだせなくなる。


お上の周波数なのだから、これが非営利団体として管理運営し、一般企業や個人などのユーザーから税金徴収して事業化すればいいのではないだろうか。それこそ半減されてしまった公共事業に適している。


でも、そんなことをしたら、WiMAXの市場を侵食する部分も出る可能性も否定できないわけで、そうなったら厄介ですね、総務省は。あれだけ無理矢理推進したのに、UQは酷い状況だし、それでも今のところ可能性のあると見られている地域WiMAXにさえ悪影響を与えてしまったら。。。


今夏にも「ホワイトスペース特区」 空き電波で地域活性化 2010.3.1 20:35
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100301/biz1003012038026-n1.htm


ホワイトスペースなんてデフレ不況じゃ絶対無理だと思いませんか?


森川教授ではないけれど、単なる電波行政だけではなく国策として、国力に繋がる政策決定・方針提言をしてほしいものだ。当然公共事業として。


農業用などのセンサー網など、コスト負担が排除されれば使いたい重要はあるのだから。



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